Archives for News - Page 3
Joined in EAEH 2023
EAEH 2023, The Seventh Biennial Conference of East Asian Environmental History, was held in Daejeon, South Korea from June 28th to July 2rd, 2023. From ICEDS, Dr. Satoshi Murayama, Dr.…
SDGs Weeks for G7 Finished Successfully
SDGs Weeks for G7 in Kagawa University held from July 3rd to 14th have finished successfully! This event took place to respond to Japan's first G7 Sustainable Urban Development Ministers’…
Join in AOGS2023 as Sub-Convener & Presenter
Asia Oceania Geosciences Society (AOGS) 2023 will be held in Singapore from July 30th to August 4th, 2023 (SST). Dr. Terao will serve as a sub-convener of the session "The…
Joined in Meteorological Society of Japan 2023 Spring Meeting
Meteorological Society of Japan 2023 Spring Meeting was held on May 20th, 2023 and Dr. Terao participated in its symposium as a theme of symposium was “Multilateral advancements in Asian…
[2/20開催]GCS46 ゴミ焼却灰とバイオマス発電焼却灰の再資源化とカーボンニュートラルへの貢献
セミナー 講演:吉田秀典(香川大学創造工学部教授) 趣旨と概要 近年,カーボンニュートラルの観点から,木質バイオマス発電の普及に注目が集まっている.また,バイオマス発電の利用推進のために,重金属の吸着材として使用した後の籾殻を燃料としたバイオマス発電の普及も期待されている.今後,バイオマス発電のさらなる導入にともない,木質灰や籾殻灰が大量に排出されることが予想される.ところが,これらの灰類には重金属が含まれていることがあり,実際,多種多様な重金属の包含が確認されている.したがって,こうした灰類は最終処分場に廃棄されることになるが,最終処分場はひっ迫しており,2021年現在で,その残余寿命は年しかない.他方で,こうした灰類を無害化するには,現状での処理では多大なコストがかかる.カーボンニュートラルと廃棄物の減容を達成するには,重金属の溶出を防ぎつつ,灰類を大量に再資源化することが望まれる.その手法の有力な候補として,こうした灰類のコンクリートへの混和が考えられる.しかしながら,木質灰や籾殻灰を混和したコンクリートのワーカビリティーや圧縮強度等の性能は普通コンクリートより低くなる可能性があり,さらに,コンクリートの性能変化は,コンクリートの重金属封じ込め機能の低下につながる可能性がある.そこで本研究では,木質灰や重金属吸着籾殻灰を混和したコンクリートのフレッシュ性状,ならびに圧縮強度や乾燥収縮等の硬化後の性状について,普通コンクリートとの比較を行うことにより,木質灰や重金属吸着籾殻灰を混和したコンクリートの利用可否を検討した.さらに,これらの灰類の混和によってコンクリートの性能が変化した際における重金属溶出量増減の有無を確認した.その結果,灰類を混和したコンクリートは混和剤添加量を調整することで,品質的に問題のないスランプと空気量を有すること,わが国における標準供用期間の耐久設計基準強度を超える圧縮強度を有すること,重金属溶出量は普通コンクリートと同程度であることが確認された.中には,普通コンクリートの性能を上回る事例もあった.これらより,灰類混和コンクリートについては,通常の使用が可能であり,とりわけ,灰類をセメントに置き換えることで,さらなるカーボンニュートラルへの貢献につながることが判明した. 日時 2023年2月20日 17:15-18:05 会場 ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F +zoomによる遠隔配信 ご参加は、こちらの申し込みフォームから
[2/24開催]GCS45 豊島のいま~水と自然・人の持続的関係性をデザインする
ワークショップ:趣旨と概要 急速に過疎化の進む豊島は、人と自然の持続的関係性をデザインする重要なフィールドである。香川大学もこの課題に早くから取り組んできた。今年度も持続可能な地域のデザインに向けた諸研究と、学生・大学院生の教育のフィールドとしてかかわりを強めた。悠久のようにみえる自然の営みも、自然と人との関係性の変化の中で、驚くほど急速な変化を見せている。こうした変化に対する、自然の側から、そして社会の側からの3つのアプローチを軸に、豊島における持続的な未来を展望しながら「豊島のいま」を確認する。 日時 2023年2月24日 16:20-18:20 会場 ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F +zoomによる遠隔配信 報告 趣旨説明:寺尾 徹(香川大学教育学部教授・ICEDS共同代表) 「井戸と生活知から考える豊島の水環境」 八塚 正剛(香川大学工学研究科大学院生(M2)) 「香川県下で広がる樹木病"ナラ枯れ"とは?/もし豊島で広がったら?」 小宅 由似(香川大学創造工学部助教) 「よそ者が豊島に関わる方法:観光とアートの視点から」 小坂 有資(香川大学大学教育基盤センター特命講師) コメンテーター:石井 亨(NPO「てしまびと」代表) ご参加は、こちらの申し込みフォームから
[2/21開催]GCS43 快適性・省エネルギー・コロナ対策をどうバランスするか?
セミナー 講演:山本高広(香川大学創造工学部助教) 趣旨と概要 建築物の低炭素、省エネルギーを進める具体的な方法としては、一般的には各種設備や断熱性能といったハードウェア面の改善や、空調設定温度28度に代表される一律の設定変更を連想される方が多いと思います。もちろんこれらは有効な手段であり、定量的に効果を見込める堅実な方法と言えます。一方で、このような1㎡あたりの省エネルギー追求とは別に、機器や室の利用実態や、CO2に代表される空気質の動向を注意深く分析すると、個々人の快適性や安全性を損なわない別の省エネルギーの可能性が見えてきます。本発表では、香川大学内で実施した過去のエネルギー消費調査や、CO2実測調査のデータを用いつつ、快適性、省エネルギー、コロナ対策を無理なくバランスする方法について、話題を提供したいと思います。 日時 2023年2月21日 16:20-17:50 会場 ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F +zoomによる遠隔配信 コメント: 植田和也(香川大学教育学部附属高松小学校長) 「附属高松小学校のSDGs教育~省エネプロジェクトとのコラボにも触れて ご参加は、こちらの申し込みフォームから!
[2/16開催]GCS42 高原水車からみた持続的環境デザイン
ワークショップ:趣旨と概要 かつて香川県に300基をこえる水車があったと伝えられている。高原水車は江戸時代に旧高松藩士が、水路と旧古川周辺の微妙な地形を利用して建造したものであり、今日香川県に唯一残る水車となった。高原水車には小水力を動力として利用し、製粉や精米等を行ってきた歴史がある。高原水車の歴史は高原水車に残された古文書をもとに客観的な検証と研究が可能である。地域住民と全国の研究者の努力により、高原水車は県内で3例目の国の登録有形民俗文化財に登録されるとともに、一度は破損した水車は復活している。更に、自動的に製粉をする機構などの再現に向けた努力がたゆみなく続けられている。高原水車は、エネルギー・水資源・災害との付き合い方・食・農業の営みなどといった人の生存基盤に関する示唆を含む学びの場としても重要な地域資産である。持続可能な地域社会のデザインを指向する香川大学として、環境デザインの観点から高原水車という地域資産にどうコミットするのか検討する。 日時 2023年2月16日 16:20-18:20 会場 ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F +zoomによる遠隔配信 プログラム 趣旨説明:村山 聡(香川大学名誉教授・ICEDS共同代表) 「高原水車場の整理から登録まで」 田井静明(前瀬戸内海歴史民俗資料館館長) 「高原水車水路石材の由良石の採掘と活用の歴史」 山中 稔(香川大学創造工学部教授) 「高原水車の建築と空間、学生活動」 釜床美也子(香川大学創造工学部講師) コメンテーター:川崎正視(高松市文化財保護審議会委員) ご参加は、こちらの申し込みフォームから
[2/14開催]GCS41 環境トレーサーを用いた水環境の解析
セミナー 講演:山田佳裕(香川大学農学部教授) 趣旨と概要 水域生態系を考える上で、水の動態を把握することは不可欠であるが、平野部などの身近な水辺での水文情報は不足している。環境トレーサー法は、水温等の水の性質や内包する物質等を指標とし、水・物質・生物動態を解析する方法である。今回は、四国北域での水・物質動態解析のための水安定同位体比、微量元素の利用について話題提供する。また、愛媛県西条市、福井県大野市と共同研究している降水量及び河川・地下水温の観測についても紹介する。 日時 2023年2月14日 16:20~17:50 会場 ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F +zoomによる遠隔配信 ご参加は、こちらの申し込みフォームから
[2/6開催]GCS40 降水量の水文気候学的再現:ローカルな歴史分析をめざして
私たち人類の歴史は、常に気候変動や水環境の変動と密接に関わっており、水文気候環境の理解は地域の歴史研究にとって非常に重要なことです。しかし、古い時代に関しては近代的測器による水文気候データが残っておらず、どのように当時の気候を調査するかが長年の課題でした。ところが、現代では最新技術を活用することにより、さまざまな要素から当時の水文気候環境とその変動をある程度推測することが可能になりました。今回のGCS40では、2本の講演をもとに、過去気候の再現を目指した気候モデルやより近い過去の気候データの精緻化を通じて、水文気候学的研究をローカルな歴史分析に応用する方法を探ります。 日時 14:40-17:00 場所 ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F 講演 14:40-14:55はじめに(村山聡:香川大学ICEDS) 14:55-15:40寺尾徹:香川大学教育学部ローカルな歴史分析のための気候データセットの活用(仮) 15:40-15:45 休憩 15:45-16:30石塚正秀:香川大学創造工学部由良川下流域の河川流出解析に向けた過去降水量データの検討(仮) 16:30-17:00自由討議 リーフレット
